若狭の古刹で国宝・重文を拝観(妙通寺、妙楽寺、多田寺)
本日は午後に【お知らせ】とは別にもう一本アップ予定。
*****************
先月から続いている「京都北部~若狭の旅」の最終章。
せっかくなので若狭の古刹を拝観しょうと、夕方になってしまったが、ちょっと寄道。
石照山 多田寺
福井県小浜市多田27‐15
℡0770-56-0894
宗派 高野山真言宗
創建 天平勝宝元年(749) 勝行上人
(重要文化財)
・木造薬師如来立像像高
・木造十一面観音菩薩立像(日光菩薩)
・木造菩薩立像(月光菩薩)
平安初期の薬師如来と両菩薩を楽しみに訪れた。山門横の駐車場が「大型用」と表示されていたため、上の駐車場まで車で登る。
16時7分に到着し、本堂横の駐車場へ止める。
受付らしき場所に人が見えたので、入山手続きをしょうと降りていくと「勝手に入ってもらったら困るんです」と叱られた。
どうやら、上の駐車場は墓参りの方用の駐車場でした。こりゃ申し訳ないことしました。いろいろ言い訳はしたかったが、平謝り。
追い討ちをかけるように「もう時間外です」。
とぼとぼと上の駐車場まで戻る。
岩屋山 妙楽寺
〒917-0028福井県小浜市野代28?13
℡0770-56-0133
宗派 高野山真言宗
文化財
(重要文化財)
・本堂 鎌倉時代初期
・木造千手観音菩薩立像 平安中期
次も拝観時間外だったらどうしょうと心配していたが、今度は大丈夫でした。
山門までの道に桜が降り積もり、さらに苔むす庭の雰囲気が良い。
本堂では観音様の前にテープデッキが。再生ボタンを押すと、なんとも哀愁を帯びた名調子で寺歴と観音様の説明が流れます。
貸切の寺で静かに合掌礼拝。
棡山 明通寺(ゆずりさん みょうつうじ)
福井県小浜市門前5-22
真言宗御室派 山号 棡山(ゆずりさん)
宗派 真言宗御室派
本尊 薬師如来(重要文化財)
創建年 伝・大同元年(806年)
開基 伝・坂上田村麻呂
札所等 小浜国宝巡り6番
文化財
(国宝)本堂、三重塔
(重要文化財)木造薬師如来坐像
木造深沙大将立像、木造不動明王立像
特に宗教に詳しいわけでもないのですが、真言宗でも御室派の寺院は初参拝(観光では総本山仁和寺へ行ったことあり)。ご存知のように真言宗は主なものだけでも総本山・大本山が20以上、諸派を合わせるとかなりの数の「総本山・大本山」があるようです。
西国巡礼の寺は主として密教系の真言宗(東密)と天台宗(台密)。我が家は曹洞宗(2大本山制であるが並列。ちなみに我が家の菩提寺は永平寺系)ながら、共通するお経も多く、さらに西国巡礼のお礼参りは「高野山奥の院」(その他お礼参り寺は善光寺もある)であり、真言宗とは縁が深い。お数珠も曹洞宗用(禅宗用)のものと巡礼用の真言宗のものと両方持参して、お寺の宗派に応じて使い分け。ただし、天台宗その他の寺では無宗派用を使わせていただいています。もっとも、持参していても禅宗用のものを使ってしまうことが多いので、特に強くこだわって使い分けている訳でもありませんが。
さて、妙通寺。若狭唯一の国宝建造物がある。
閉山ぎりぎりの時間だったが、なんとかセーフ。
本堂では寺の方が直々に説明してくれる。ありがたい配慮です。
私以外にもう一人女性の方。さらに私の前の拝観客は若い女性6人組。最近のブームはスゴイですね。
残念ながら国宝 三重の塔は工事中で全体像は拝観できず。雰囲気は感じることができました。
垂れ桜と暮れかかった山の風景が印象的。
入山の時にお願いしておいたご朱印をいただき、帰途につく。
*******************
●神社仏閣に関する食彩賓館記事